ツクバネソウ(衝羽根草) |
落葉広葉樹林の林床にに生育する多年草。地下茎は細く横に匐い,茎は高さ15 - 40 cm。葉は茎の先端に 4 枚が輪生し,広楕円形または長楕円形で長さ4 - 10 cm,先はとがり,無柄,葉脈は網状。花は茎頂に1花が上向きに開く。花柄は長さ 3 - 10 cm。外花被片は緑色で萼状,披針形で長さ10 - 20 mm,内花被片はない。雄ずいは8個,葯は線形で花糸より短く,長さ 3 - 4 mm。雌ずいの柱頭は4分岐している。花後,花糸が紅紫色に膨らむことがある。液果は球形,径10 - 20 mmで黒く熟す。和名は,4枚の輪生する葉の中心部に黒い果実が付く様子を羽根つきの羽根に例えたもの。 花期:5 - 8 月 分布:北海道・本州・四国・九州 Paris ツクバネソウ属: クルマバツクバネソウ ツクバネソウ |