ナガバハエドクソウ(長葉蠅毒草)
Phryma leptostachya L. subsp. asiatica (H.Hara) Kitam. f. oblongifolia (Koidz.) Ohwi  ハエドクソウ科 Phrymaceae

山野の林に生える多年草。茎は高さ30 - 70 cm。茎は4稜形で直立する。葉は対生し,長さ7 - 10 cmの長卵形〜長楕円形,質が薄く,まばらに毛があり,基部は楔形,縁に粗い鋸歯がある。葉裏の細脈は不明瞭。茎の下部に集中してつく。枝先に穂状花序をだし,帯紅色または白色の唇形花を下から順にまばらに咲かせる。初め上向き,開花時は横向きで,花後には反曲する。花冠は長さ6 - 7 mm,幅約4 mmで,上唇は短くて先が2浅裂し,下唇は長く開出して3裂する。上唇の両側の平らな部分は狭い。雄しべは4本で2本は長い。花柱は2浅裂し子房は上位。果実はさく果,萼に包まれ,種子は1個。
花期:6 - 8月
分布:北海道・本州・四国・九州


7-17-17 10:43 多良岳・八丁谷 標高 500 m
長崎県大村市黒木町

7-17-17 10:43 多良岳・八丁谷 標高 500 m
長崎県大村市黒木町
被子植物  生物