ヘビ亜目 Serpentes トカゲ目(有鱗目)Squamata ヤマカガシRhabdophis tigrinus (Boie, 1826) ナミヘビ科 Colubridae |
山地から平地にまでの田や川沿いに生息し、カエルや小型魚類を好んで食べる。昼行性。 褐色の地に赤と黒の斑紋が交互に並ぶ。幼蛇はさらに赤や黄色が目立つ。地域によって体色の変異が多く,関西の個体では斑紋がやや不鮮明。口腔の後方に毒牙を有する後牙類(後牙蛇)であり,上顎の奥に出血毒の毒腺であるDuvernoy's glandがある。噛まれてから20-30分後ぐらいから、血小板が分解されていき,全身に及ぶ皮下出血、歯茎からの出血、内臓出血、腎機能障害、血便、血尿などが起こり、最悪の場合は脳内出血が起こる。頸部にも別の毒腺の頸腺があり、危険を感じると、毒腺のある首の部分を平たくして相手に見せ,さらに毒液を飛ばすことがある。秋に交尾をし、翌年の7月頃2-43個産卵する。
英名: Japanese Water Snake, Japanese grass snake 体長 :70 -150 cm 分布:本州・四国・九州;佐渡島、隠岐、壱岐、五島列島、甑島列島、屋久島、種子島;中国南部、台湾、モンゴル、ロシア(沿海州) |