潜頸亜目 Cryptodira カメ目 Testudines リュウキュウヤマガメ(琉球山亀)Geoemyda japonica (Fan, 1931) イシガメ科 Geoemydidae |
リュウキュウヤマガメは沖縄本島,渡嘉敷島,久米島の低山地にある常緑広葉樹の自然林や二次林の林床に生息する陸棲のヤマガメ。最大甲長甲長約15 cm。背甲は上から見るとやや角張った俵形。甲ら背面の地色は茶褐色で3本の隆起があり,各隆起には黒色の筋が走る。腹甲の色彩は黒から暗褐色で,外縁は黄色。腹甲の暗色部が俵形や楕円形になる個体が多い。第4肋甲板は,第1-3肋甲板と比べてやや小型。後部縁甲板が弱く鋸状に尖るが,老齢個体では不明瞭になる。頭部はやや小型から中型。くちばしは先端がかぎ状に曲がる。顎の咬合面は狭い。頭部の色彩は橙色,暗黄色,黄褐色,褐色などで,不規則に赤や橙,黄色の斑紋や筋模様が入る。後肢や尾の基部に棘状の大型鱗がある。頸部や四肢,尾の色彩は灰褐色や暗黄色,褐色などで,四肢に橙や黄色の斑点が入る個体もいる。雑食性で植物の実,ミミズ,昆虫類,陸産貝類などを食べる。繁殖形態は卵生。野生下では6-8月に4-6個の卵を産むとされる。
英名: Okinawa black-breasted leaf turtle 国指定の天然記念物 最大甲長:15.6 cm 分布:沖縄本島,渡嘉敷島,久米島 |
![]() 5-27-18 8:35 沖縄本島北部 標高 160 m |
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