トンボ 目(蜻蛉目)Orthoptera

シオカラトンボ(塩辛蜻蛉)
Orthetrum albistylum speciosum Uhler, 1858   トンボ科 Libellulidae

平地から低山地の池や沼,湿地,水田,水路に生息するトンボ。春から秋まで長い間よく見られる。成虫の体色が雌雄間で著しく異なる。♂は成長するにつれて,体に塩をふくように白い粉が現われ,ほのかに青く見える。♂は老熟するにつれて体全体が黒色になり,胸部 - 腹部前方が灰青白色の粉で覆われるようになり,青く見える。♀や未成熟の♂では,黄色に小さな黒い斑紋が散在し,ムギワラトンボとも呼ばれる。♀の腹部の先端の2本を尾毛は白色。♂♀とも腹部先から1/3(腹節 7,8,9)は黒色。成虫,幼虫とも肉食で,成虫は昆虫を捕食し,幼虫は水底の泥に潜み,ミジンコや小さな水生昆虫を捕食する。
体長:49 - 56 mm,腹長:約 35 mm,後翅長:約 43 mm
成虫出現時期:4月 - 10月
分布:北海道・本州・四国・九州,沖縄,南西諸島;中国,台湾


♂ 7-16-18 糠平川橋梁,北海道上士幌町

♂ 7-16-18 糠平川橋梁,北海道上士幌町

♂ 7-16-18 糠平川橋梁,北海道上士幌町

♂ 7-16-18 糠平川橋梁,北海道上士幌町

♀ 9-7-14 矢筈岳山頂,鹿児島県出水市

♀ 9-7-14 矢筈岳山頂,鹿児島県出水市

昆虫  生物

Home:山からの贈り物