チョウ目(鱗翅目)Lepidoptera
キタテハ(黄立羽) |
山地から市街地周辺部に生息する翅の表が黄色のタテハチョウ。翅の縁には大小の突起があり,先がとがっている。翅の表側は前後とも黄色で,褐色の縁取りと黒い斑点がある。また,後翅の表の黒斑の中に水色の小さな点がある。夏型はくすんだ黄色で,縁取りや斑点が黒っぽいが,秋型は黄色の部分が鮮やかな山吹色で,褐色の縁取りが薄く,黒い斑点も小さい。翅の裏は前後とも赤褐色,後翅の裏にはC字型の小さな模様がある。成虫は早春から晩秋まで見られ,その間に2回-5回ほど発生する。花や樹液,腐った果実などに集まって汁を吸う。成虫で越冬する。幼虫はカナムグラを食草とし,葉を糸で綴じ合わせて巣を作る。若い幼虫は黒いケムシだが,成長するにつれ枝分かれしたゴム状の棘が全身に生え,終齢幼虫になるとそれらの棘が橙色を帯びる。 前翅長:22-34 mm 発生時期:3 -11月 Nymphalinae タテハチョウ亜科 食草: クワ科のカナムグラ 分布:北海道 西部) ・本州・四国・九州,種子島;インドシナ半島から中国,台湾,朝鮮半島 |
10-18-09 12:16 大平山 標高 265 m 福岡県朝倉市持丸 |
10-18-09 12:16 大平山 標高 265 m 福岡県朝倉市持丸 |
11-12-17 10:08 北九州の海岸 標高 5 m 北九州市 |
11-12-17 10:08 北九州の海岸 標高 5 m 北九州市 |