チョウ目(鱗翅目)Lepidoptera

ヒカゲチョウ(日陰蝶)
Lethe sicelis Hewiston     ジャノメチョウ亜科 Satyrinae,タテハチョウ科 Nymphalidae

雑木林の縁や林内で見られるジャノメチョウ亜科のチョウで日本固有種。明るいところを好み,花をあまり好まず,樹液や腐った果実などに来る傾向が強い。普段は羽を閉じてとまるが,日光浴のときは羽を半開きにする。樹液などに集まる。裏面に目玉模様を持つ。後翅裏面の眼状斑紋(蛇の目紋)列に沿うように入る褐色帯が走る。また,前翅裏に蛇の目紋が2個ある。雌は雄より翅形が幅広く地色はやや淡色で,前翅の斜白帯がより明瞭に入る。
前翅長:25 - 34 mm 開張:55 mm 発生時期:5 - 9月 (年2化) 食草:タケ,ササ類など 幼虫で越冬
分布:本州・四国・九州(熊本以北)


6-7-09 8:25 美東サービスエリア 標高 115 m
山口県美祢市美東町

6-7-09 8:25 美東サービスエリア 標高 115 m
山口県美祢市美東町

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