チョウ目(鱗翅目)Lepidoptera
ベニヒカゲ (紅日陰) |
氷河期から生存する日本固有の小型の蝶。本州では標高1,500m以上の亜高山帯草地や崖地に生育する。北海道亜種と本州亜種がある。低空を穏やかに飛翔する。吸蜜はアザミやマツムシソウなどに集まって行い,ときには獣糞にも集まる。ビール樽型の卵を食草以外の草の根本近くに1個づつ産卵する。茶褐色の地色にオレンジ色の斑紋がある。前翅裏側の橙色の斑の中に黒斑がある。表側の橙色の斑の中に普通3個の黒斑がある。メスは眼状紋の中央に白点があり,橙色の帯の幅が広く白色の縁毛が目立つ。環境省準絶滅危惧 長野県指定天然記念物 前翅長:17 - 27 mm 開張:45- 50 mm 発生時期:8月 - 9月(年1化)幼虫で越冬。 食草:タニスゲ,ヤワラスゲ(カヤツリグサ科);イワノガリヤス(イネ科)など 分布:北海道・本州(中部以北) |
8-12-12 8:15 幌尻岳額平林道 標高 550 m 北海道沙流郡平取町 |
8-12-12 8:15 幌尻岳額平林道 標高 550 m 北海道沙流郡平取町 |
8-16-09 10:04 濁沢大峰 標高 2690 m 長野県駒ヶ根市赤穂 |
8-16-09 10:37 濁沢大峰 標高 2570 m 長野県駒ヶ根市赤穂 |