チョウ目(鱗翅目)Lepidoptera

キチョウ(黄蝶)

Eurema hecabe Linnaeus, 1758 モンキチョウ亜科 Coliadinae シロチョウ科 Pieridae

草原や畑,道端や市街地などでごく普通に見られる,黄色いチョウ。活発に飛び回り,種々の花で吸蜜したり,地面で吸水する。翅は黄色で,雄の方が濃い色をしている。前翅,後翅とも外縁は黒色に縁どられ,裏面に褐色の斑点がある。夏型と秋型があり,前者は外縁の黒帯の幅が広いが,後者は黒色の縁が先端に少し残るか,もしくはない。成虫のまま越冬し,早春から飛びはじめる。卵は幼虫の食草の若葉や新芽に1個ずつ丁寧に産み付けられる。大きさは1mmほどで乳白色。孵化直前には黄がかったクリーム色に変色する。形はシロチョウ科に共通する紡鐘形で,縦に細かい条線が走る。現在は南西諸島に分布するキチョウと本州南西諸島に分布するキタキチョウ(E. mandarina)の2種に分類。
前翅長:18-27 mm 発生時期:3 - 11 月 年5,6回発生 英名:Grass Yellow
食草:マメ科のネムノキ,ハギ類など
分布:本州・四国・九州・沖縄;アフリカ中部以南,インドから東南アジア,オーストラリアなど世界的に広く分布


10-18-09 13:15 コセンダングサの花上
大平山 標高 165 m,福岡県朝倉市持丸

  


10-18-09 13:15 大平山 標高 165 m
福岡県朝倉市持丸

  

昆虫  生物