コウチュウ目(甲虫目)ColeopteraヒメツチハンミョウMeloe coarctatus Motschulsky ツチハンミョウ科 Meloidae |
林床や草地をよく徘徊する。青藍色ないし紫藍色,ときに黒色を帯び,腹部が丸く膨隆する。頭胸部は光沢が強く点刻は粗で微弱。触角第1節は先端節を除けばもっとも長く,第2〜4節の和とほぼ等しい。第8〜11節はほぼ糸状で先端節は長く,10節の1.5倍以上。前胸背板は幅よりも長く,細長,中央後で強くくびれる。上翅は細かく密な皺刻がある。成虫は秋に出現し,成虫で土中で越冬し,翌年早春から初夏にかけて現れ,交尾し,土中に産卵する。幼虫はハナバチ類の巣に入り,ハナバチの卵や,巣に貯蔵してある花粉・蜜を食べて育つ。幼虫は過変態し,3齢幼虫では蛹に似た姿になり,更に脱皮することで蛹となる。体液にカンタリジンを含む。 体長:7-23 mm 成虫出現時期:4-6月,10月 分布:本州・四国・九州,佐渡,伊豆諸島,対馬 |