コバノイシカグマ科 Dennstaedtiaceae

ユノミネシダ(湯ノ峰羊歯)
Histiopteris incisa (Thunb.) J. Sm.

向陽の山地斜面に生育する常緑性の多年草。根茎は長く匍匐し,太さは径1 cm以上になり,暗紫色で光沢があり,幅の狭い鱗片がつく。葉は大形で,長さ 2mに達する。葉柄は暗褐色で光沢があり,太く,径1.5cmを越えるものがある。基部から脇外芽を伸ばす。葉身は三角状卵形,草質,無毛,表面は鮮緑色,裏面は粉白色,葉の大きさに応じて,いろいろの程度に分裂し,2回羽状深裂から3回羽状複生になる。羽片,小羽片は対生し,羽片の基部の最下1対の小羽片は柄のない托葉状となる。羽片は長さ70cm,幅30cmに達し,小羽片は長さ20cm,幅7cm,辺縁はわずかに裏面に巻く。葉質は草質,表面は鮮緑色で,裏面は灰白色。胞子嚢群は裂片の辺縁に沿って長く伸び,包膜はないが裂片の辺縁が反転して偽包膜となる。
分布:本州(伊豆半島・紀伊半島)・九州(南部),伊豆諸島,沖縄,小笠原;アジア,オーストラリア,アフリカ,南アメリカ


11-14-21 屋久島 標高 170 m,鹿児島県

9-24-17 屋久島 標高 170 m,鹿児島県

11-14-21 屋久島 標高 170 m,鹿児島県

11-14-21 屋久島 標高 170 m,鹿児島県

9-24-17 屋久島 標高 170 m,鹿児島県

9-24-17 屋久島 標高 170 m,鹿児島県

9-24-17 屋久島 標高 170 m,鹿児島県

9-24-17 屋久島 標高 170 m,鹿児島県

シダ植物  生物

最終更新日:1-26-22