コケシノブ科 Hymenophyllaceae

ウチワゴケ(団扇苔)
Crepidomanes minutum (Blume) K.Iwats.

岩上,樹幹上,ときに地上に生育する常緑性草本。細い根茎が長く横走してマット状となる。葉柄は暗褐色 - 暗緑色,糸状,長さ1 - 10 mm,基部に暗褐色の毛がつき,翼はない。葉は単葉で,葉身は緑色,薄い膜質,長さ 7 - 15 mm,うちわ形,基部は心形から広いくさび形,辺縁は不規則に浅裂 - 深裂し,掌状になる。裂片は線形,全縁,幅 0.6 - 1 mm,鈍頭。脈上に棍棒状の毛がつく。細胞壁は薄くて平滑。胞子嚢群は葉縁,脈端につき,苞膜はやや長めの鐘形,上向きに曲がってその先が広がる。胞子嚢床は長く伸びる。
分布:北海道・本州・四国・九州,沖縄;アフリカから - ポリネシアの熱帯
英語名:tiny bristle fern


8-2-17 高瀬峡 標高 160 m,山口県周南市

8-2-17 高瀬峡 標高 160 m,山口県周南市

8-2-17 高瀬峡 標高 160 m,山口県周南市

8-2-17 高瀬峡 標高 160 m,山口県周南市

シダ植物  生物