ラン科 Orchidaceae

マメヅタラン(豆蔦蘭)
Bulbophyllum drymoglossum Maxim. ex Okubo

山地の樹幹または岩石上に生育する常緑の多年草。根茎は硬く、細長く匍匐し,樹皮などに着生する。偽球をつくらない。まばらに葉をつける。葉は1節に1個付き,倒卵円形,長さ 6 - 13 mm,幅 5 - 10 mm,肉質で,脈は不明瞭。花茎は葉の基部から出て,長さ7 - 10 mm,基部に小鱗片葉がある。花茎の先端に淡黄色の花を1個つける。苞は卵形,膜質で鈍頭で,長さ 1.5 mm。萼片は広披針形,長さ 7 - 8 mm,先は次第に尖る。側花弁は長楕円形で,短く, がく片の約1/3の長さ。唇弁は広披針形で外方に弯曲し,萼片より短く,漸尖頭。ずい柱は短く前面両側が翼状。花粉塊は黄色で円形。
花期:5 - 6月
分布:本州(関東以西)・四国・九州,沖縄・朝鮮半島(南部)

5-29-16 標高 320 m,福岡県

5-29-16 標高 320 m,福岡県

5-29-16 標高 320 m,福岡県

5-29-16 標高 320 m,福岡県
被子植物  生物