ラン科 Orchidaceae

カクチョウラン (鶴頂蘭)
Phaius tankervilleae (Banks ex L'Hér.) Blume

明るい林内や林縁,草原に生育する多年草。根元に長さ3 - 5 cmの卵状円錐形の偽球茎がある。葉は厚い革質で,偽球茎の上に2- 3個が束生し,長楕円形,長さ40 - 70 cm,幅6 - 15 cmで鋭尖頭。偽球茎の基部から生じた長さ60 - 120 cmの花茎の先端部に総状花序に4 - 10個の花をつける。萼片と側花弁の外面は白色,内面は淡い赤褐色。唇弁の基部は白く,先端上部は紅紫色。唇弁は楕円状で基部は白く,上半部は暗赤褐色,内面に3条の竜骨があり,外縁は波状。蕊柱は長さ2 cm。葯は広卵形。花粉塊は4個。
花期:5 - 6月 英名: Veiled nun orchid
分布:種子島・屋久島・沖縄;台湾,中国南部〜オーストラリア
Phaius ガンゼキラン属: カクチョウラン  ガンゼキラン 

4-8-18 沖縄本島北部

4-8-18 沖縄本島北部

4-8-18 沖縄本島北部

3-18-18 沖縄本島北部
被子植物  生物