サルトリイバラ科 Smilacaceae

サルトリイバラ(猿捕り茨)
Smilax china L.      

日当たりの良い山野の草原や林内,林縁など生育する落葉つる性半低木。茎は硬く,葉柄部分から出る2本の巻きひげで他の植物にからみつき,また葉腋ごとに折れ曲がり成長する。冬芽は褐色を帯びた半透明の1個の芽鱗に包まれる。葉は互生し,長さ3 - 12 cmの円形または楕円形で全縁。。先端はわずかに突出し,基部は円形。質は厚くて光沢があり,3 - 5 脈が目立つ。葉柄は短く,両側が翼状になり,1対の長い巻きひげがある。葉は互生。葉身は長さ幅とも3 - 12 cmの円形 - 楕円形。先端は小さくとがり,全縁,基部は円形。革質で,表面には鈍い光沢があり,両面とも無毛,脈は3 - 5個,表面で凹む。葉柄には托葉から変化した長い巻きひげが1対ある。雌雄別株。葉腋から散形花序をだし,淡黄緑色の花を多数つける。花被片は6個,長さ約 4 mmの長楕円形で,上部はそり返る。雄花の雄ずいは6個。雌花には仮雄ずい6個と花柱が3個ある。雄花の雌ずいと雌花の仮雄ずいはともに退化している。果実は直径7 - 9 mmの球形の液果で,晩秋に朱赤色に熟す。種子は倒卵形 - 楕円形で,長さ約 5 mm。
花期:4 - 5月
分布:北海道・本州・四国・九州,沖縄;朝鮮半島,中国,台湾,東南アジア
Smilax シオデ属: サツマサンキライ  サルトリイバラ  シオデ  タチシオデ 

4-4-21 平尾台 標高 460 m,福岡県北九州市小倉南区井手浦

4-4-21 平尾台 標高 460 m,福岡県北九州市小倉南区井手浦

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4-4-21 平尾台 標高 460 m,福岡県北九州市小倉南区井手浦

4-4-21 平尾台 標高 460 m,福岡県北九州市小倉南区井手浦

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