ホンゴウソウ科 Triuridaceae

ホンゴウソウ (本郷草)
Sciaphila nana Blume

林内の落ち葉の間に生育する菌従属栄養の多年草。地下に白色の根茎があり,径0.3 - 0.4 mmの細い,紫褐色の地上茎を伸ばし高さ3〜13cmになる。地上茎はよく分枝する。葉は鱗片状,披針形,約1.5 mm,紫褐色。花は枝先に総状花序をつくり,4〜15個つく。上部の花は雄花で直径約2 mm。花被は紫紅色で深く6裂し,裂片のうち3個は卵状披針形で大きく,他の3個は小さく,先が細長く伸びて,先端に球形の付属体をつける。雄ずいは3個。下部の花は雌花で直径約1.5 mm,花被は6裂する。心皮は多数あって離生し,球状に集まっている。花柱は各心皮の腹面の上部につき,糸状で長さ約0.7 mm,多数の柱頭を突き出す。果実は径約2 mmの球形の集合果となる。1果実に1種子があり,種子はだ円形で長さ約0.3 mm。
花期:7 - 10月
分布:本州(関東以西)・四国・九州,沖縄
Sciaphila ウエマツソウ属: ウエマツソウ  タカクマソウ  ホンゴウソウ 


8-2-15 宮崎県日南市北郷町 

8-2-15 宮崎県日南市北郷町 

8-2-15 宮崎県日南市北郷町 

8-2-15 宮崎県日南市北郷町 

8-20-17 山口県岩国市二鹿

8-20-17 山口県岩国市二鹿

8-20-17 山口県岩国市二鹿

8-20-17 山口県岩国市二鹿
被子植物  生物