サワギク(沢菊) |
山地の湿り気のある木陰に生育する多年草。高さ 30 - 100 cm。茎は中空の円筒形,柔らかく折れやすく,直立し,上部で分枝し,下部は角張ってまばらに白毛が生える。根出葉は密に白毛がある。根生葉がロゼットを形成して冬を越すが,花時にはない。茎葉は互生し,薄く,長さ 4 - 15 cm,幅 2 - 7 cm,羽状に深裂し,葉の裂片は 4 - 6対,先は尖り,両面まばらに毛がある。枝の先に径約1.2 cmの頭花がやや散状に多数つく。花柄は細く,苞はない。総苞は長さ約 5 mm,総苞片は長披針形で1列につく。舌状花は 7 - 13個,舌状花冠は黄色で,長さ 8 mm,幅 1 mm。筒状花も黄色。そう果は長さ 1.5 mmで細毛がある。冠毛は雪白色。 花期:6 - 8 月 別名:ボロギク(襤褸菊) 分布:北海道・本州・四国・九州 |