キク科 Compositae

オヤマボクチ(雄山火口)
Synurus pungens (Franch. et Sav.) Kitam.

山地の日当たりのよいややい乾いた草原に生育する多年草。高さ 1 - 1.5 m。茎は太くて紫色を帯び,クモ毛があり,直立し,上部で枝分かれする。茎の下部の葉は長い柄があり,長さ15 - 35 cm,三角状卵形で先は円頭 - 鈍頭,基部は心形,縁には欠刻状の鋸歯がある。裏面には白い綿毛が密生する。上部の葉は小型。頭花は長い柄の先に下向きに咲く。総苞は長さ約 3 cm,幅 3.5 - 4 cm,球鐘形,くも毛があり,開花すると全体に紫色 - 紫褐色になってくる。総苞片は中部で幅1.5 - 2 mm,先端は刺になる。小花は花冠が紫色 - 赤紫色,すべて筒状花。そう果は長さ6mm,幅 3 mm,冠毛は長さ約16 mmで褐色。
花期:9 - 10月
分布:北海道・本州(岐阜県以北)・四国;朝鮮半島
Synurus ヤマボクチ属: オヤマボクチ  キクバヤマボクチ  ハバヤマボクチ 


10-7-12 神室山,秋田県

10-7-12 神室山,秋田県

10-7-12 神室山,秋田県

10-7-12 神室山,秋田県

10-10-10 白神岳,青森県

10-10-10 白神岳,青森県

10-10-10 白神岳,青森県

10-10-10 白神岳,青森県
被子植物  生物