キク科 Compositae

オトコヨモギ(男蓬)
Artemisia japonica Thunb.

日当たりのよい山地や丘陵地に生育する多年草。高さ 40 - 100 cm。茎は叢生し,ほとんど毛が無い。花をつけない茎の葉は長さ 3.5 - 8 cm のへら形で,上半部に歯牙がある。花をつける茎は,根生葉と下部の茎葉はほぼ無柄。葉身は長円状倒卵形 - 広へら形 - 扇形,中間の茎葉は葉身がへら形,先に少数の鋸歯があるか,先から中間まで斜めに切れ込む。頭花は円錐状に多数下向きにつき,卵状球形 - 長楕円状球形で,長さ約 2 mm,幅約 1.5 mm。周辺の3 - 8個の小花は雌性,中心小花は雄性で5 - 10個。雌花だけが結実し,両性花は結実しない。総苞は無毛,外片は小さくて卵形。そう果は無毛,長楕円形,長さ 0.8 mm。
花期:8 - 11月
分布:北海道・本州・四国・九州;朝鮮半島,中国,フィリピン,インド,アフガニスタン
Artemisia ヨモギ属: オトコヨモギ  カワラヨモギ  サマニヨモギ  タカネヨモギ  フクド  モクビャッコウ 


8-27-23 阿蘇根子岳山麓,熊本県

8-27-23 阿蘇根子岳山麓,熊本県

8-27-23 阿蘇根子岳山麓,熊本県

8-27-23 阿蘇根子岳山麓,熊本県
被子植物  生物