キク科 Compositae

フクオウソウ(福王草)
Nabalus acerifolius Maxim.

山地の樹下に生育する多年草。茎は直立し高さ 35 - 100 cm,全体に開出する腺毛が多い。茎や葉を切ると白い乳液がでる。根出葉は円心形で掌状に5 - 7裂し,基部は狭心臓形で,翼がある長柄がある。茎葉は卵心形で下部に集まる。円錐花序をつくり,多数の頭花をやや下向きに咲かせる。頭花は 9 - 13個の小花からなり,舌状花冠は紫白色,裏面に黒い条がある。総苞は灰緑色で長さ 11 - 12 mm,下部には腺毛がある。そう果は円柱形,わら色で,長さ 4 - 4.5 mm,幅 1 mm,切頭。冠毛は長さ 8 - 9 mm。
花期:8 - 9月
分布:本州・四国・九州


9-3-05 阿蘇高岳 標高 1580 m,熊本県

9-3-05 阿蘇高岳 標高 1580 m,熊本県

8-27-05 指山 標高 1200 m,大分県

8-27-05 指山 標高 1200 m,大分県

8-28-04 雲仙九千部岳 標高 1060 m,長崎県

8-28-04 雲仙九千部岳 標高 1060 m,長崎県

9-11-04 雲仙普賢岳 標高 1220 m,長崎県

9-11-04 雲仙普賢岳 標高 1220 m,長崎県
被子植物  生物