スイカズラ科 Caprifoliaceae

キバナウツギ(黄花空木)
Weigela maximowiczii (S.Moore) Rehder

山地の林縁に生育する落葉低木。高さ2 - 3m。よく分枝する。樹皮は灰褐色,若枝は緑色,稜上に2列の開出毛がある。葉は対生し,無柄,長さ4 - 9 cm,幅1 - 4 cmの楕円形 - 長楕円形,先は急に細く伸びて鋭くとがり,基部は広いくさび形,両面とも有毛で,とくに裏面の主脈上に開出毛が多い。枝先の葉腋に花を数個つける。萼は唇状に中裂し,上唇は3浅裂する。花のあと萼は脱落する。花冠は長さ 3 - 4 cmの漏斗状鐘形で先は5裂し,下側裂片の中央に濃黄色の網状紋がある。花冠の外面や萼,子房には毛がある。雄ずいは5本,花冠の上部につく。葯は1列に合着する。柱頭は円盤形,直径2 - 2.5 mm。さく果は長さ 2 - 2.5 cmの円柱形で,成熟すると2裂する。種子は長さ 3 - 4 mmの楕円形で周囲に翼がある。
花期:4 - 6月
分布:本州(秋田 - 山梨県)
Weigela タニウツギ属: キバナウツギ  タニウツギ 


6-7-15 三ッ峠山,山梨県南都留郡西桂町

6-7-15 三ッ峠山,山梨県南都留郡西桂町

6-7-15 三ッ峠山,山梨県南都留郡西桂町

6-7-15 三ッ峠山,山梨県南都留郡西桂町
被子植物  生物