アカネ科 Rubiaceae

タニワタリノキ(谷渡りの木)
Adina pilulifera (Lam.) Franch. ex Drake

谷筋の湿った岩礫地に生育する常緑低木。高さ 2 - 5 m。樹皮は灰褐色。枝はよく分枝し,はじめ微毛があるが,後に無毛となる。葉は対生し,葉身は長さ 5 - 11 cm,幅1.5 - 3 cmの倒披針形または狭長楕円形で全縁,両面とも無毛で,革質,葉柄は長さ 3 - 6 mm。上部の葉腋から長い柄をのばし,淡黄色の花が多数密集した球形の頭状花序をつける。枝先の葉腋に直径約 1 cmの球形の頭状花序をだし,淡い黄褐色の花を多数つける。花序柄の途中に1対の苞がある。萼は鐘形。花冠は長さ 4 mmの筒状漏斗形で,先は5裂する。花柱はこん棒状で,花冠から長く突き出て,花序は針山様の外観を呈する。多数のさく果が集まった球形で褐色の偽果をつける。
花期:8 - 9月
分布:九州(南部),中国(南部),東南アジア


8-7-22 宮崎県

8-7-22 宮崎県

8-7-22 宮崎県

8-7-22 宮崎県

8-7-22 宮崎県

8-7-22 宮崎県
被子植物  生物