キツネノマゴ科 Acanthaceae

キツネノマゴ(狐の孫)
Justicia procumbens L. var. procumbens

路傍や野原に生育する1年草。茎は6稜で下向きの短毛があり,地をはうように伸び,分枝して,上部がは立ち上がり,高さ10-40 cmになる。短い毛が茎にある。葉は対生し,短い柄があり,長楕円形で長さ2 - 5 cm,先端は少しとがり,両面に毛が生えている。枝の先に穂状花序をつけ,淡紅紫色の長さ約8 mmの唇形花をつける。上唇は小さく三角形で,先端は2裂,下唇は丸く広がって反り,先端は3裂する。萼片や苞の縁には白い毛がある。雄しべ2個は上唇につく。葯は2室で上下につき,下の葯のほうが大きくて基部に突起がある。果実は長さ約6 mmのさく果で,種子は4個で,熟すと弾糸によって飛ばされる。
花期:8 - 10 月
分布:本州・四国・九州;東・南アジア


9-15-13 11:51 許斐山 標高 90 m
福岡県宗像市王丸

9-15-13 11:51 許斐山 標高 90 m
福岡県宗像市王丸

10-23-11 14:36 稲積山 標高 60 m
大分県宇佐市木内

10-23-11 14:36 稲積山 標高 60 m
大分県宇佐市木内

9-9-12 13:15 貝殻山 標高 380 m
大分県宇佐市木内 シロバナキツネノマゴ
 
被子植物  生物