シソ科 Labiatae

タニジャコウソウ(谷麝香草)
Chelonopsis longipes Makino

山地の谷間に生育する多年草。茎は基部から直立して斜上し,高さ 50 - 100 cm。開出する粗い毛があり,赤紫色を帯びることが多い。葉は 5 - 10 mmの柄があり,対生し,広披針形 - 長楕円形,長さ 8 - 15 cm,幅 2.5 - 5 cm,先は尖り,基部は耳状心形。両面,特に脈上に斜上する毛がある。花は唇形花で,上部の葉腋から出る長さ3 - 4cmの花柄の先に1 - 3個ずつつく。萼は圧毛があり,花時には長さ 7 - 8 mm,花後は長さ 15 - 18 mmの球鐘形となる。花冠は紅紫色で,長さ 3.5 - 4 cm。分果は長さ約1 cm。
花期:9 - 10月
分布:本州(関東地方以西)・四国・九州


10-3-21 宮崎県日向市

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被子植物  生物