シソ科 Labiatae

ミソガワソウ (味噌川草)
Nepeta subsessilis Maxim.

亜高山帯の湿った草地や深山の河原などに生育する多年草。草丈は30 - 100 cm。茎は4本の稜があり角張り,枝分かれしない。葉は対生して,長卵形で先が細く尖っていて,両面にまばらな細毛があり,縁に細かい波状の鋸歯がある。葉の裏側には密に腺点があって,特有のにおいを発する茎の上部の葉腋から淡青紫色の花を多数つける。花冠は長さ約3 cmの唇形で,上唇は兜状にふくらむ。下唇は長く,三裂し中央裂片には紫色の斑点がある。萼は五裂。北海道のミソガワソウは,本州のものに較べて花が大きく,エゾミソガワソウとすることがある。
花期:7 - 8 月 別名:エゾミソガワソウ,ミソガソウ
分布:北海道・本州・四国


9-22-09 9:39 赤石岳 標高 2770 m
静岡市葵区田代

  


9-22-09 9:39 赤石岳 標高 2770 m
静岡市葵区田代

  

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