シソ科 Labiatae

ホソバヤマジソ (細葉山紫蘇)
Mosla chinensis Maxim.

日当たりのよい丘陵地や岩の上などに生育するややまれな1年草。茎の高さは10 - 40 cmで細く直立し、紫色を帯びて,下向きの毛があり,分枝する,葉は披針形から広線形で鋭頭,少数の低い鋸歯があり,長さ 1.5 - 3 cm,幅 2 - 6 mmで両面に微毛がある。白色から薄桃色の長さ約5mmの筒状の小さな花を咲かせる。最初に枝先の葉腋に1 - 3花がつき開花する。次にその上に1〜3花がつき開花する。この順次の開花を繰り返し,花穂は3 cmほどまで次第に長くなる。苞は大きく,花期の終わり頃赤色を帯びる。植物体全体にカルバクロール,チモールなどの精油成分を含む。
花期:8 - 10月
分布:本州(岡山,広島,山口)・九州(佐賀,長崎,大分);朝鮮半島,中国


10-8-18 長崎県佐世保市 標高 340 m

10-8-18 長崎県佐世保市 標高 340 m

10-8-18 長崎県佐世保市 標高 340 m

10-8-18 長崎県佐世保市 標高 340 m

被子植物  生物