ナス科 Solanaceae

オオマルバノホロシ(大円葉のほろし)
Solanum megacarpum Koidz.

低地や山地の湿原など湿り気のあるところ生育するつる性の多年草。匍匐する根茎からつる性の茎を伸ばす。茎は柔らかく,無毛か,わずかに短毛がある。葉は互生し,卵形または狭卵形,鋭頭,基部は円形,全縁,長さ1.5 - 2 cmの柄があり,葉柄,葉の縁,脈上に短毛があるほかはほとんど無毛である。茎の途中からまばらに分枝する集散花序を出し,花を数個 - 10個つける。花冠は径1 - 1.5 cm,紫色,5深裂し,開くと背面に反り返り,裂片の基部,花喉部に緑色の斑紋がある。雄ずいは5個,花の中心部に集まって直立し,葯は長さ約 5 mm,黄色,細長い槍形,先端が小さく裂開する。子房は2室。花柱は糸状。液果は長さ1.2 - 1.5 cmの楕円形で,赤く熟す。
花期:8 - 9月
分布:南千島,北海道・本州(広島県以東);サハリン
Solanum ナス属: オオマルバノホロシ  ヒヨドリジョウゴ  マルバノホロシ  ムラサキヒヨドリジョウゴ 


7-31-22 八幡湿原,広島県

7-31-22 八幡湿原,広島県

7-31-22 八幡湿原,広島県

7-31-22 八幡湿原,広島県

7-31-22 八幡湿原,広島県

7-31-22 八幡湿原,広島県
被子植物  生物