セリ科 Umbelliferae

ヤブニンジン(藪人参)
Osmorhiza aristata (Thunb.) Rydb. var. aristata

山野の木陰に生育する多年草。茎は直立し,枝を分け,高さ 40 - 60 cm。茎や葉に毛が多い。葉は有柄で,2回3出羽状複葉をなし,長さ 8 - 16 cm,幅 8 - 20 cm,小葉は卵形,薄くてやわらかく,両面に毛があり,裏面は淡白色で,縁に鋸歯がある。葉柄の基部は大きな托葉があり,茎を抱く。花は枝先から長い花柄のある複散形花序を出し,少数の花をつける。小花序の中心部に雄花が集まってつき,周囲に長い子房の両性花が数個つく。大花柄の基部に総苞片があり,小花柄の基部に小総苞片がある。花弁は5個,白色で内側に曲がる。果実は長さ約 2 cmのこん棒状で,上部はふくれ,下部は尾状に細まり,隆条には上を向く刺毛が1列ある。
花期:4 - 5月
分布:北海道・本州・四国・九州;朝鮮半島,中国,台湾,ロシア,インド,ブータン,ネパール,パキスタン


4-21-18 石峰山,北九州市若松区

4-21-18 石峰山,北九州市若松区

4-21-18 石峰山,北九州市若松区

4-21-18 石峰山,北九州市若松区

4-17-22 長崎県佐世保市

4-17-22 長崎県佐世保市

4-17-22 長崎県佐世保市

4-17-22 長崎県佐世保市

被子植物  生物