セリ科 Umbelliferae

セントウソウ(仙洞草)
Chamaele decumbens (Thunb.) Makino

山野の林内や林縁などに生育する多年草。束状の根を出し,根元近くから株状に数本の短い茎を出す。群生し,高さ 10 - 30 cm,茎は細く,軟弱。葉には紫色を帯びる長い柄があり,1 - 3回3出羽状複葉,小葉は卵形 - 三角形などで,切れ込んだ裂片とともに変化が多い。複散形花序は頂生し,総苞片と小総苞片はなく,複散形花序の花柄は3 - 5個,長さは不同長,小散形花序には5 - 10個の白色の小さな花をつける。花弁は5個,花弁の先は少し内側に曲がる。雄ずいは5個,長く,花弁から突き出る。葯は白色。果実は長さ3 - 5 mmの楕円形で,2個の分果が合着している。
花期:3 - 5月
分布:北海道・本州・四国・九州(日本固有種)


4-21-18 石峰山,北九州市若松区

4-21-18 石峰山,北九州市若松区

4-21-18 石峰山,北九州市若松区

4-21-18 石峰山,北九州市若松区

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