ムクロジ科 Sapindaceae

チドリノキ(千鳥の木)
Acer carpinifolium Siebold et Zucc.

山地の沢沿いなどに生育する落葉小高木。高さ 8 - 15 m。幹の樹皮は暗灰色 - 灰色,皮目が点在し,成木では縦に割れる。葉は対生し,長楕円形,長さ 7 - 15 cm,幅 3 - 7 cm,急鋭尖頭,基部は浅心形 - 円形,縁には重鋸歯があり,側脈は平行する直線状で18 - 25対。若葉は表面の脈上と裏面に毛があるが,成葉では裏面の脈上にだけ伏した軟毛がある。葉柄は長さ0.5 - 2 cm。雌雄別株。雄花序,雌花序とも長さ5 - 8 cmの垂れ下がった総状花序に淡黄色の花が 5 - 15個つく。花は直径約1 cm,花弁と萼片はふつう4個あり,軟毛が生える。雄花の雄ずいは4 - 10個,花弁より短い。両性花の花柱は長く,先が2裂する。果実は翼果,分果は長さ2.5 - 3 cmで無毛,翼はほぼ直角に開く。
花期:4 - 5月 果期:8 - 10月 英語名:hornbeam maple
分布:本州(岩手県以南)・四国・九州
Acer カエデ属: ウリハダカエデ  チドリノキ  ハウチワカエデ  ミネカエデ 


4-11-21 神之瀬峡,広島県

4-11-21 神之瀬峡,広島県

4-11-21 神之瀬峡,広島県

4-11-21 神之瀬峡,広島県
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