ミカン科 Rutaceae

マツカゼソウ(松風草)
Boenninghausenia albiflora var. japonica

山地の林縁などに生育する多年草。茎は高さ50 - 80 cm,上方で分枝し,無毛。葉や茎に油点がある。葉は互生し,3出3回羽状複葉で,軟かく,無毛,小葉は長さ1 - 2.5 cmの倒卵形,基部はくさび形,縁は全縁,質が薄く,裏面は白色を帯びる。枝先に円錐状集散花序を出し,白色の小さな4弁花を多数開く。萼は4個,長楕円形,長さ約 1 mm。花弁は4個,白色,長楕円形,長さ3 - 4 mm,花弁の内側に腺点がある。雄ずいは6 - 8個,長さが不同で花弁より長い。子房は長い柄があり,基部まで4裂し,4裂した子房から花柱4本が出て合着し,1本になり柱頭1個に続く。花盤は壷状になり,縁には小鋸歯がある。果実は袋果,4個が離生し,分果は卵形で長さ約3mm。種子は腎形で暗褐色,長さ約1.5 mm,表面に粒状突起がある。
花期:8 - 10月
分布:本州(宮城県以南)・四国・九州;台湾,中国


9-23-22 古処山,福岡県

9-23-22 古処山,福岡県

9-23-22 古処山,福岡県

9-23-22 古処山,福岡県

8-28-22 由布岳,大分県

8-28-22 由布岳,大分県

8-28-22 由布岳,大分県

8-28-22 由布岳,大分県

被子植物  生物