ツチトリモチ科 Balanophoraceae

キイレツチトリモチ(喜入土鳥黐)
Balanophora tobiracola Makino

海岸に近い自然林の樹林下でトベラ,シャリンバイ等の根に寄生する多年草。雌雄同株。地下茎に皮目がなく,多数の小さな根茎枝が集まっている。小型で,高さは 3 - 11 cm。花茎の下部にさじ状で淡黄色の鱗片葉が互生する。1個の根茎から発生する花茎の数は 3 - 10個。花穂は長い卵形。花序は黄白色で,多数の雌花を密生しその間に倒卵円体がある。雄花はその間にまばらに散生し有柄で3花被があり,内に無柄の3個の葯がある。雌花は花穂面を被っている小棍体の間に埋もれている。
花期:10 - 11月
分布:九州(長崎県・宮崎県・鹿児島県)・南西諸島
Balanophora ツチトリモチ属: キイレツチトリモチ  ツチトリモチ  ミヤマツチトリモチ  ヤクシマツチトリモチ  リュウキュウツチトリモチ 


樹林下のキイレツチトリモチ

11-23-17 9:45 伊王島 標高 50 m
長崎県長崎市伊王島町

11-23-17 9:47 伊王島 標高 50 m
長崎県長崎市伊王島町

11-23-17 10:17 伊王島 標高 50 m
長崎県長崎市伊王島町

11-23-17 10:17 伊王島 標高 50 m
長崎県長崎市伊王島町
被子植物  生物