ヒメビシ(姫菱) |
池や沼などに生育する1年生の浮葉植物。ヒシに似るが,全体に小さい。茎は地中から長く伸びて水面に達し,節から羽状に分裂した根を出す。葉は放射状にそう生して水面に浮かび,葉柄は長さ 0.5 - 5 cm,葉柄の中央部は紡錘状に膨らみ,内部に海綿質の浮嚢ができる。葉身は上面が光沢があり,菱状三角形,長さ1.5 - 3 cm,幅2 - 4 cm,先端の両縁に5 - 7個づつの三角状の粗い鋸歯がある。花は径 6 - 8 mm。萼は4個,無毛。花弁は4個,白色,ときに紅色を帯びる。雄ずいは4個,葯は黄色。果実は石果,平らな倒三角形で,4個の刺がある。 花期:7 - 10月 分布:北海道・本州・四国・九州 ;朝鮮半島,台湾,中国 Trapa ヒシ属: オニビシ ヒメビシ |
![]() 9-7-25 佐賀市,佐賀県 |
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