マメ科 Fabaceae

ネコハギ(猫萩)
Lespedeza pilosa (Thunb.) Siebold et Zucc.

日当たりのよい草地や道ばたに生育する多年草。茎は長さ 100 cmに達し,長く地をはって,全体に黄褐色の開出した軟毛がある。葉は互生し,3小葉からなる複葉で,小葉は広倒卵形 - 倒卵形,基部は円形 - 類円形,先は円形 - 類円形,又は凹形 - 微突形。頂小葉は長さ1.5 - 2 cm,幅1 - 1.5 cm,両面に短毛がある。花は葉腋に2 - 5個つき,花柄は基部の葉より短い。萼は長さ 3 - 4 mm,開出した軟毛があり,5裂し,裂片は披針形,上側の2裂片は基部で合着する。花は長さ7 - 8 mmの蝶形花,花冠は白色 - 黄白色,旗弁の中央下部に紅紫色の斑点が2個ある。翼弁は旗弁や竜骨弁より短い。閉鎖花は上部の葉腋に1 - 3個つく。豆果は長さ3 - 4 mmの広倒卵形,斜上する軟毛が密生する。種子は長さ1.9 - 3 mm。閉鎖花の果実や種子は小さい。
花期:7 - 9月
分布:本州・四国・九州;朝鮮半島,中国
Lespedeza ハギ属: イヌハギ  キハギ  ツルメドハギ  ネコハギ  ハイメドハギ  マキエハギ  メドハギ 


9-3-23 せら夢公園,広島県世羅郡世羅町

9-3-23 せら夢公園,広島県世羅郡世羅町

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被子植物  生物