マメ科 Fabaceae

ハカマカズラ(袴葛)
Phanera japonica (Maxim.) H.Ohashi

海岸近くの林縁に生育する常緑つる性木本。側枝の第1節,第2節に巻きひげが対生する。若枝には赤褐色の伏毛がある。葉は互生し,単葉で,長さ 3 - 6 cmの葉柄がある。葉身は長さ 6 - 10 cmで,先が2裂する。枝先に赤褐色の短毛を密生した長さ 10 - 20 cmの総状花序をだし,淡緑黄色の花を多数つける。花は直径約 2 cm,花弁は5個,円形で基部は急に細くなる。雄しべ10個のうち3個が長く完全で,ほかは退化して仮雄しべになっている。雌しべは1個で花糸より短い。豆果は長さ 4 - 8 cmの長楕円形,表面には黄褐色の毛が密生する。種子は1 - 3個。
花期:7 月 別名:ワンジュ
分布:本州(紀伊半島)・四国(高知県)・九州,沖縄


8-5-18 くがに岳 標高 287 m,沖縄県大宜味村

8-5-18 くがに岳 標高 287 m,沖縄県大宜味村

被子植物  生物