ユキノシタ科 Saxifragaceae

ヤマネコノメソウ (山猫の目草)
Chrysosplenium japonicum (Maxim.) Makino

林縁部や渓谷などに生育する越年性の一年草。高さ10 - 20 cm。秋に芽生え,根出葉の状態で越冬する。根出葉は長い柄があり円腎形で,幅約2 cm,10個前後の浅い鋸歯がある。根出葉の表面には多少の軟毛がある。茎葉は1 - 2枚で,互生し,毛は少ない。茎の頂端に輪生するように付く葉は中心部ほど小さく,黄緑色を帯びる。葉柄と花茎にはやや長い軟毛が散生する。花茎の茎頂に直径約5 mmの花をつける。萼裂片は4枚で黄緑色。花が終わると開いていた萼裂片が立ち上がって,猫の目を連想させる形状ができる。走出茎はなく,花後は枯れ,種子の他,花茎の基部に珠芽ができて無性生殖も行う。果実はさく果。縦に裂開し,褐色で楕円形の種子が多数できる。
花期:3 - 5 月
分布:北海道・本州・四国・九州;朝鮮半島・中国(東北部)
Chrysosplenium ネコノメソウ属
イワネコノメソウ  イワボタン  コガネネコノメソウ  シロバナネコノメソウ  タチネコノメソウ  ボタンネコノメソウ   ヤマネコノメソウ  ヨゴレネコノメ  


3-5-23 滝ノ山
北九州市

3-5-23 滝ノ山
北九州市

4-30-06 16:25 弟見山 標高 540 m
島根県

4-30-06 16:25 弟見山 標高 540 m
島根県

4-9-11 14:47 新立山  標高 220 m
福岡県宗像市吉留

4-9-11 14:47 新立山  標高 220 m
福岡県宗像市吉留

4-9-05 14:37  花牟礼山  標高 700 m
大分県
  

被子植物  生物