ヤナギ科 Salicaceae

エゾノタカネヤナギ(蝦夷高嶺柳)
Salix nakamurana Koidz. subsp. yezoalpina (Koidz.) H.Ohashi  

高山帯の礫地に生育する落葉低木。枝は地を這うように匍匐し,小群落を作る。葉は互生し,長さ2 - 5 cm程度の楕円形 - ほぼ円形,葉の縁部ではほとんど鋸歯は無く,幾分革質で,表面は深緑色で,光沢があり,葉脈は強く凹入し,裏面は帯粉白色で葉脈が強く隆起する。雌雄異株。雄花穂も雌花穂も長さ3 - 5 cm程度の尾状花序をつける。雄花穂は径 1- 1.5 cm,雌花穂は花時には径 0.7 - 1.2 cm,側枝は長さ 2.1 - 4.4 cm,白色の長軟毛を散生する。
花期:7月
分布:北海道(利尻島,大雪山系)
Salix ヤナギ属: エゾノタカネヤナギ  ヤマヤナギ 


8-4-10 ニペソツ山山頂 標高 2012 m,北海道上士幌町

8-4-10 ニペソツ山山頂 標高 2012 m,北海道上士幌町

被子植物  生物