ウリ科 Cucurbitaceae

アマチャヅル(甘茶蔓)
Gynostemma pentaphyllum (Thunb.) Makino

山野の藪の縁などに生育するつる性の多年草。地下茎があり,先がふくれて越冬芽をつくる。茎は細く,中空,基部で分枝する。葉は鳥足状に分裂し,普通5小葉であるが,3 - 7小葉,まれに単葉のこともある。長い葉柄があり,葉の表面にに太い毛を散生する。雌雄異株。葉腋から総状円錐花序をだし,直径 4 - 5 mmの小さな黄緑色の花をまばらにつける。萼は5裂し,花冠の間から先端が小さく見える。花冠は5深裂し,裂片は長さ約 2 mmで,先端は細長く糸状に尖る。雄花の雄ずいは5個。雌花には雌ずいが1個あり,花柱は深く3裂し,先がさらに2裂する。液果は球形で径 6 - 8 mm,黒緑色となり,上半部に萼や花冠の落ちたあとが横すじとなり残る。種子は長さ約3 mm,表面に突起がある。
花期:8 - 9月  英語名:gynostemma
分布:北海道・本州・四国・九州,琉球;朝鮮半島,中国,マレーシア,インド


9-3-23 広島県

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被子植物  生物