キンポウゲ科 Ranunculaceae

ツルシロカネソウ (蔓白金草)
Dichocarpum stoloniferum (Maxim.) W.T.Wang et P.K.Hsiao

落葉樹林下に生育する無毛の多年草。根茎は細長く横にはい,節間は長い。匐枝を出して繁殖する。茎は高さ10 - 20 cm。基部にふつう1枚の根出葉がある。根出葉は長柄をふくめて長さ 8 - 13 cm,3小葉からなり,頂小葉は菱状卵形,鈍欠刻状縁,側小葉はさらに2 - 3の小葉に分かれる。茎葉は茎の中部以上につき対生し,対の葉の葉鞘は合着する。頂小葉は菱状卵形,鈍い欠刻状の鋸歯がある。萼片は5個,長だ円形,長さ 6 - 10 mm,白色で,ほぼ全開する。萼片の裏側に条がほとんどない。花は上向きに咲き,径12 - 15 mm。花弁は橙黄色で,長さ 3.5 - 4.5 mm,線形で先は円形となる。雄ずいは白色で長さ 5 - 6 mm。
花期:6 - 8月
分布:本州(神奈川県〜奈良県)
Dichocarpum シロカネソウ属: サバノオ  サンインシロカネソウ  ツルシロカネソウ  トウゴクサバノオ 


6-7-15 11:14 三ッ峠山 標高 1725 m
山梨県南都留郡富士河口湖町

6-7-15 11:14 三ッ峠山 標高 1725 m
山梨県南都留郡富士河口湖町

被子植物  生物