キンポウゲ科 Ranunculaceae

ヒメウズ(姫烏頭)
Semiaquilegia adoxoides (DC.) Makino

路傍や畑の畦,林縁など半日陰の場所に生育する早春植物の多年草。地中に暗色で楕円形の塊茎がある。茎は高さ20 - 35 cm,細く,紫褐色,軟毛があり,上部は分枝する。根生葉は3出複葉で長い柄があり,円形で径 1 - 2.5 cm,小葉は2 - 3中 - 深裂し,裂片はさらに2 - 3浅裂し,円頭,上面無毛,下面粉白で下部に軟毛がある。茎葉は少なく,葉柄は短く,基部は広がって茎を抱く。花は集散花序となって枝の先に下向きに1個つく。花は小さく直径 4 - 5 mm,萼片は5個,白色 - 淡紅紫色の花弁状。花弁は筒状に5個つき,淡黄色,萼片より小さく,基部に短い距がある。雄ずいは9 - 14個,内側の雄しべは仮雄しべになる。雌ずいは2 - 4個。袋果は長さ 5 - 6 mm,2 - 4個が上向きにつき,無毛で斜開する。種子は黒色,卵形,長さ約 1 mm。
花期:3 - 5 月
分布:本州(関東以西)・四国・九州;済州島,中国


3-12-23 平尾台,北九州市

3-12-23 平尾台,北九州市

3-12-23 平尾台,北九州市

3-12-23 平尾台,北九州市
被子植物  生物