ウマノスズクサ科 Aristolochiaceae

ヒメカンアオイ(姫寒葵)
Asarum takaoi F.Maek. var. takaoi

山地の林内に生育する常緑の多年草。根茎は短いかまれに長く伸びる。葉は腎円形または広卵円形,長さ 5 - 8 cm,幅 4 - 7 cm,先端は鈍頭または尖り,基部は心形。葉柄は淡緑褐色 - 紫褐色。雲紋がでることが多い。花は淡緑色,暗紫褐色,茶色で直径約1.5 cm。萼筒は短い筒形または鐘形で長さ 7 - 9 mm,上端にくびれがなく,内面の隆起は粗い格子状で,隆起線は縦18 - 21本,横4 - 6本。萼裂片は開出し,3角状卵形で鈍頭,筒部と同長またはより長い。雄ずいは12個,ほとんど無柄。花柱は6個で萼筒とほぼ同長,柱頭はくちばし状。
花期:3 - 5月
分布:本州(静岡県以西)・四国
Asarum カンアオイ属: アケボノアオイ  アソサイシン  ウスバサイシン  ウンゼンカンアオイ  オナガカンアオイ  キンチャクアオイ  クロフネサイシン  サツマアオイ  サンコカンアオイ  サンヨウアオイ  シジキカンアオイ  タイリンアオイ  ツクシアオイ  トイミサキカンアオイ  ヒメカンアオイ  フタバアオイ  ミヤコアオイ 


4-18-21 広島県:全体像

4-18-21 広島県:葉

4-18-21 広島県:花・外側面

4-18-21 広島県:花・正面

4-18-21 広島県:萼筒 (1 mm/scale)

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被子植物  生物