タムシバ(匂辛夷)
Magnolia salicifolia (Siebld et Zucc.) Maxim.       モクレン科 Magnoliaceae
丘陵帯から山地帯に生育する落葉小高木。尾根などのやや乾燥した場所にもよく生育する。樹高5-10m。樹皮は灰色◯灰褐色で平滑。縦に皮目が並ぶ。葉は単葉で互生。葉身は卵状披針形または卵状長楕円形。長さ6-12cm。幅2-5cm。葉の表面は灰緑色。裏面は白緑色。葉縁は全縁。葉先は鋭頭。側脈は10-13対。タムシバに比べて幅が広く,先端に近い場所で最も広い。葉が展開する前に,直径10 cmほどの芳香のある白い花を咲かせる。花弁は6枚,顎片は3枚で白く,小さな花弁様。コブシと違い,本種は花の下に葉がない。果実は袋果が集まった集合果。長さ7-8 cmのこぶし状の長楕円形。熟すと背面が割れ,赤い種子がぶら下がる。
花期:4 - 5月 果期:10月  別名:カムシバ,ニオイコブシ
分布:本州・四国・九州


4-17-11 10:25 英彦山鹿の角山頂下 標高1065 m
大分県中津市山国町槻木

4-17-11 10:25 英彦山鹿の角山頂下 標高1065 m
大分県中津市山国町槻木

4-17-11 10:25 英彦山鹿の角山頂下 標高1065 m
大分県中津市山国町槻木

4-17-11 10:25 英彦山鹿の角山頂下 標高1065 m
大分県中津市山国町槻木

4-5-09 14:28 香仙原 標高 720 m
島根県津和野町

4-5-09 14:28 香仙原 標高 720 m
島根県津和野町
被子植物  生物