キンコウカ科 Nartheciaceae

ノギラン(芒蘭)
Metanarthecium luteoviride Maxim.

山や野原の多少日あたりの良く,やや湿った場所に生育する多年草。葉は束生して全て根生葉で約10枚。各葉は倒披針形で長さ8 - 20 cmで全縁で鋭先頭。根生葉は10枚ぐらいでロゼット状で, 葉の基部は,次第に細くなる。根生葉の間から20 - 40 cmの花茎を出し,先端に穂状花序に多数の花をつけ,下方から開花する。花茎には葉がつかない。花被片は黄緑色黄緑色で赤みを帯びることもある。長さ6-8mmの線状披針形。花は上向きに咲く。苞があり,ごく短い花柄がある。雄蕊は6個あり,花被片より短く,花糸は無毛。子房は中位で3室あり,各室に多数の胚珠があり,柱頭は3裂する。花後も花被片は落ちず細くなって果実を包む。果実はさく果で長楕円形で,花被片より短い。
花期:6 - 8月
分布:南千島・北海道・本州・四国・九州


7-20-14 11:06 秋吉台長者ヶ森 標高 300 m
山口県美祢市秋芳町秋吉

7-20-14 11:06 秋吉台長者ヶ森 標高 300 m
山口県美祢市秋芳町秋吉

8-13-05 12:50 福万山 標高 1160 m
大分県

8-13-05 12:50 福万山 標高 1160 m
大分県

10-7-12 10:33 神室山 標高 1230 m
秋田県湯沢市秋ノ宮

10-7-12 10:33 神室山 標高 1230 m
秋田県湯沢市秋ノ宮

10-7-12 10:30 神室山 標高 1230 m
秋田県湯沢市秋ノ宮

10-7-12 10:30 神室山 標高 1230 m
秋田県湯沢市秋ノ宮

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