ウサギ目 Lagomorpha

ニホンノウサギ(日本野兎)

Lepus brachyurus Temminck, 1845 ウサギ科 Leporidae

平地から亜高山帯までの森林・草原に生息するウサギ類。全身は赤褐色から茶褐色の体毛で被われる。耳介の先端は黒い体毛で被われる。積雪地域では冬には耳介の先端の黒い体毛部分を除き白化する。単独生活。特定の巣をつくらない。夜行性で,ねぐらを中心に半径約400mが行動範囲。昼間は藪や木の根元などで休む。食性は植物食で,葉・芽・枝・樹皮などを食べる。日本南部のニホンノウサギは一年中,繁殖を行う。特定のつがいを作らない。巣は作らず,出産は薮かげのくぼみで行われ,通常1産2子,年に2 - 5回(普通2 - 3回)出産する。
体長:45 - 54cm  尾長:2 - 5cm  耳長 約8 cm 体重:2 - 3.5 kg
分布:本州・四国・九州,佐渡,隠岐 日本固有種 英名:Japanese hare


6-20-10 15:34 長野山山頂部 標高 1000 m
山口県周南市鹿野上


6-20-10 15:34 長野山山頂部 標高 1000 m
山口県周南市鹿野上

哺乳類  生物