チョウ目(鱗翅目)Lepidoptera

ルリタテハ(瑠璃立羽)
Kaniska canace Linnaeus, 1763   タテハチョウ亜科 Nymphalinae,タテハチョウ科 Nymphalidae

平地の雑木林内や周辺部に生息するタテハチョウ。濃い黒褐色の翅の表面に鮮やかな瑠璃色の帯模様が入る。この帯模様は前翅の先端部で切れ,白い斑点がつく。雌は翅と青色帯が幅広になる傾向がある。裏面は灰褐色で細かい模様があり,樹皮や落ち葉に似る。翅の外縁には小さな凹凸がある。地上に静止していることも多いが,飛翔は敏捷。樹液にもよく集まる。成虫は,暖地では年に 2-3回,寒冷地では年に 1回(8-9月)の発生となる。冬は成虫で越冬し,早春から飛びはじめる。
前翅長:25-44 mm 発生時期:3-4月,6-11月 英名:Blue Admiral
食草: ユリ科のサルトリイバラ,ホトトギス,ユリなど
分布:北海道 (道南部以南) ・本州・四国・九州,沖縄;東アジア・南アジア(中国・ロシア沿海地方からインドまで,朝鮮半島,台湾,フィリピン,スマトラ島,ジャワ島,カリマンタン島)


4-18-10 12:49 鈴ノ大谷山入江谷林道 標高 775 m
島根県鹿足郡吉賀町柿木村椛谷

4-18-10 12:49 鈴ノ大谷山入江谷林道 標高 775 m
島根県鹿足郡吉賀町柿木村椛谷

8-31-08 12:25 蕎麦ヶ岳 サルトリイバラ葉上 標高 305 m
山口県山口市

4-22-12 15:11 金立山 標高 110 m
佐賀県佐賀市金立町

9-9-18 12:37 平尾台 サルトリイバラ上の幼虫 標高 410 m
福岡県北九州市

9-9-18 12:37 平尾台 サルトリイバラ上の幼虫 標高 410 m
福岡県北九州市

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