チョウ目(鱗翅目)Lepidoptera

クジャクチョウ(孔雀蝶)
Inachis io (Linnaeus, 1758)   タテハチョウ亜科 Nymphalinae,タテハチョウ科 Nymphalidae

孔雀の羽の模様に似た眼状紋をもつタテハチョウ。前,後翅の表側は赤褐色の地色で,各翅の前縁に大きな眼状紋がある。裏面は黒褐色。眼状紋は水色の小さな斑点を含んだ黒い大きな斑紋で、周囲を黄白色の環、さらに外周に黒色の環が囲む。北海道では平地にも見られ,おもに樹林周辺に棲む。本州では山地性,成虫は高山にも飛来する。林縁などを素早く飛び、ヒヨドリバナ,アザミ類,マツムシソウなどで吸蜜する。湿地で吸水する。
前翅長:26 - 32 mm 英名:Peacock
食草:イラクサ科のホソバイラクサ,エゾイラクサ。クワ科のカラハナソウ,ホップ。
発生時期: ふつう年2回の発生。1回目は6月下旬〜7月に羽化,2回目は8月下旬〜9月に見られる。年1回の発生に終わることもある。成虫で越冬。
分布:北海道・本州(中部地方以北)


ホザキシモツケの花上で吸蜜
7-17-18 8:12 ウトナイ湖畔 標高 3 m,北海道苫小牧市字植苗

7-17-18 8:12 ウトナイ湖畔 標高 3 m
北海道苫小牧市字植苗

ホザキシモツケの花上で吸蜜
7-17-18 8:15 ウトナイ湖畔 標高 3 m,北海道苫小牧市字植苗

7-17-18 8:15 ウトナイ湖畔 標高 3 m
北海道苫小牧市字植苗

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