チョウ目(鱗翅目)Lepidoptera

キアゲハ(黄揚羽)
Papilio machaon Linnaeus, 1758 アゲハチョウ科 Papilionidae

北方系のやや黄色みが強いアゲハチョウ前翅のつけ根が黒ずんでいる。翅の中ほどは黒い線が細く,和名どおり黄色みが強い。海岸から市街地,農村,山地,さらには高山帯まで幅広い環境に生息する。オスは開けた山頂部で占有行動をとる。冬は蛹で越冬する。冬型の蛹は-196℃の低温にも耐えられる。幼虫は三齢までは鳥の糞に似せた保護色。四齢幼虫では白地に黄色と黒の斑点模様の警戒色となる。五齢幼虫ではさらに黄緑と黒のしま模様に変化し,黒いしまの部分には橙色の斑点が乗る。
前翅長:40 - 60 mm 開帳:70 - 90 mm 夏型は春型に比べて大型になる。
発生時期:4 - 10 月(2 - 4回発生)
食草:セリ科植物:セリ,ハマウド,シシウド,ニンジン,ミツバなど
分布:北海道・本州・四国・九州;ヨーロッパ - アジア - 北米北西部
Papilio アゲハチョウ属: オキナワカラスアゲハ  オナガアゲハ  カラスアゲハ  キアゲハ  シロオビアゲハ  ナガサキアゲハ  ミヤマカラスアゲハ  モンキアゲハ 


9-26-10 12:00 要害岳山頂 標高 409 m
山口県山口市徳地堀


9-26-10 12:00 要害岳山頂 標高 409 m
山口県山口市徳地堀


8-29-10 10:57 石見冠山山頂 標高 859 m
島根県邑智郡邑南町



 


8-7-11 14:30 福智山 - 鈴ヶ岩屋 標高 860 m
北九州市小倉南区道原


8-7-11 14:30 福智山 - 鈴ヶ岩屋 標高 860 m
北九州市小倉南区道原

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