カエル目(無尾目)Anura
ヌマガエル(沼蛙) |
水田付近に生息する褐色の小型のカエル。背面は,赤褐色に不規則な黒褐色のまだら模様があり,縦長のいぼ状のもり上がりがある。両眼の間にV字型の模様がある。背中の中央部に細い白色の背中線をもつ個体がいる。九州地方では背中線がある個体の割合が高く,南西諸島や本州,四国では背中線を持つ個体の割合が少ない。腹面が白色で模様がない。オスは前肢第1指に婚姻瘤があり,雄の鳴嚢は顎の下のM字形の暗色斑紋部。幼生は目が中央に寄っており,尾に大きな黒斑がある。高温に対する耐性が高く,43℃に達する。繁殖期は,5月から8月。繁殖は,水田の他,一時的な水たまりなどの浅い止水に産卵する。 synonym: Rana limnocharis, Fejervarya limnocharis 英名: Indian Rice Frog 学名「沼の女神のカエル」 体長 :成体雄:36 mm (平均) 成体雌:42 mm (平均) 鳴き声:キャウ・キャウ・・・ 分布:本州(中部以西)・四国・九州,先島諸島を除く西南諸島;台湾,山東省以南の中国,東南アジア全域,インド;1990年代以降,関東地方,対馬,壱岐島,五島列島でも確認されている国内外来種。 |
![]() 9-18-06 15:28 桂昌寺跡・地獄極楽 標高 160 m 大分県宇佐市安心院町東恵良 |
![]() 9-18-06 15:28 桂昌寺跡・地獄極楽 標高 160 m 大分県宇佐市安心院町東恵良 |